豁然亭
天祥から迴頭湾を迂回しながら8㎞進むと、視界が開けてきます。途中にある中国風のあずまやが豁然亭です。
豁然亭は海抜約1,000mにある素晴らしい見晴らしスポットです。ここから遠くの山々や河岸段丘を一望できます。天祥の方角に目を向けると、三角錐山と塔山の間を縫うように流れる立霧渓を見えます。左の方角には西宝の河岸段丘があります。
豁然亭から険しい稜線沿いに視線を落とすと、右側に別の稜線両側を流れる瓦黒爾渓と塔次基里渓の合流、左側に大沙渓の激しい流れを確認することができます。
豁然亭は、高い位置から天祥(旧名:タビト)の様子が一望でき、また西宝、かつての跑馬場及び付近の山地も容易に見渡せ、日本統治時代は重要な戦略拠点でした。当時の日本軍は、豁然亭から道路を隔てた向かいの高台に砲台を設置しました。あずまやには「雲亭遠眺」の4文字の碑文が建てられています。
豁然亭遊歩道: センターから西に500m登った処で折返し