タッキリ渓を跨いでタロコ峡谷を下に見る布洛灣河岸台地と対岸にかかる「布洛灣吊橋」が改名します。「太魯閣國家公園原住民族地區資源共同管理會」(以下共管會)の決議によりタロコ族が昔から使っている地名にちなんで「布洛灣吊橋」と改名することになりました。それに基づきタロコ管理処は案内標識やウェブサイト、パンフレットなどの印刷物の変更を行う予定です。それに先駆けて吊橋予約システムの調整のため5月16日午前9時から正午までネットによる予約を一時停止します。
今回の改名は昨年の共管會例会で委員の出したタロコ族が昔から使っている地名を使うことを希望するという提案によるもので、布洛灣吊橋はタロコ管理処の管轄でも現地の住民の意見であり、タロコ族の歴史文化を尊重する意味もあって「布洛灣吊橋」にすることに決議した次第です。
布洛灣吊橋(もと布洛灣吊橋)は全長196m、タッキリ峡谷の川底から153mのところにかかっています。2019年8月12日に開通、バリアフリーの吊橋で車いすやベビーカーも渡れる、年齢に関係なく誰でも橋の上からタロコ峡谷が一望できるのが最大の魅力で、開通以来たくさんの利用者が訪れる人気スポットになっています。