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万全の準備をして入山しましょう。

  • 更新日:2023-04-13
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新型コロナ感染症対策の緩和に伴い、春爛漫の花に誘われるように国内外を問わず旅行や屋外レジャーを楽しむ人々が増える傾向にありますが、2023年に入って4月12日までの統計によると、当管理処管轄内ですでに25件の山岳遭難事故が発生、計49人を救助しています。

これら25件の遭難救助事例の内、登山スケジュール日程別では2日以上の登山が11件、日帰り登山が14件、事故の原因別では思い付きで入山したためルートの下調べも装備も十分でなく道に迷ってしまったケースが9件、転倒して負傷し行動不能になったケースが8件、病気、高山病などの体調不良が7件、悪天候が原因で予定より帰宅が遅れ留守宅の家族が通報したケースが1件となっています。

日帰り登山の14件の内7件がルートの認識不足(登山地図アプリ未使用)による道迷いで、其のうち単独登山が1件、18人はグループでした。通報を受けると迅速な救助のために、たとえ一人の遭難でも救助隊やヘリコプターの要請など初動救助には最低4-6人の動員が必要になります。

思い付きで山に入るのはやめましょう。山での事故の発生を抑えるには自身と同伴者の安全を考えて単独行動は避け、体力や健康状態の確認、万全の計画と準備をしてから出かけましょう。