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  • 気温:21 ℃
  • 降水確率:20%

合歓主峰遊歩道

閉鎖
  • 更新日:2021-08-11
  • 閲覧者数:1794
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利用案内
管理合歓山管理ステーション
レクリエーションゾーンレベル3
標高3417メートル
全長1795メートル
歩行時間 片道約60分で登頂可。
利用上の注意1.合歓主峰の登山口は昆陽と武嶺の中間にあります。遊歩道は往復約2時間かかります。
2合歓山エリアには多くの行楽客が集まります。環境管理のためごみの持ち帰りをお願いしています。自然環境保全にご協力ください。
位置MAP
電話04-25991195
QR Codeマップ

遊歩道概要
合歓主峰は太魯閣国立公園の西側に連なる山脈で、立霧渓と濁水渓の分水嶺です。山頂からは立霧渓と濁水渓が蛇行して東西に分かれ流れているのが見えます。東側の立霧渓は太平洋に急速に流れ込み、濁水渓は迂回して群脈を流れ、ゆっくり埔里盆地、彰化平原を通って台湾海峡へ流れ込んでいます。合歓主峰周辺は視界を遮る山々がないため見晴らしがよく、山頂からは合歓群脈、奇莱連峰、能高山、南湖大山、中央尖山、さらには玉山まで、四方を一望できます。早朝には、立霧渓口から昇る日の出を、夕方には山麓に沈む夕日を眺められます。

歴史・文化
かつて日本はタロコ族討伐のため、探検隊を派遣し、5回に渡って地形探査を行いました。当時の台湾総督・佐久間左馬太は1912年9月29日早朝、合歓山探検隊を率いて合歓主峰山頂に登り、自ら周辺の地形を観測しました。現在、合歓主峰山麓の道路上方には、道路と並行した小道があります。これは太魯閣事件当時に日本軍が設けた軍用道路で現在も通行でき、当時の様子に思いを馳せることができます。

合歓主峰の山頂は平坦で見晴らしがいいため昔から軍隊が駐屯していました。民間人の登頂は制限されており、軍は台14線と交わる道路を開通しました。2000年に軍隊が撤退した後、国立公園はこの地の区画整理に着手し、通信基地局を設置の上、基地跡に展望台を作り、四方の美しい景色を眺められるようになりました。

地質概要 
ここはタッキリ渓、大甲渓、濁水渓の源流点です。頭部浸蝕の絶好の観察スポットで、割れやすい粘板岩が多く、風化や氷、雪の影響で地層が崩れやすくなっています。

自然環境
夏、合歓山は緑に溢れ、高山植物の花が咲き誇る絶好の避暑地になります。ニイタカシャクナゲ、ニイタカビャクシン、ニイタカイバラ等の植物のほか、標高3400m以上の高山に生息するタイワンキンバネガビチョウやミソサザイ等の野鳥を見ることができます。(6、7月はバードウォッチングに最適です)
7月の合歓山はとても美しく、気持ちのいい所です。足元近くまで寄ってくるタイワンキンバネガビチョウや、透明な松脂が詰まったニイタカトドマツの松ぼっくり、小さなスイカみたいな赤い実をぶら下げるニイタカスグリ、草原に沢山の小さな碧いライトがついたようなアリサンリンドウの群生、タイザンイワギキョウの青紫のツリガネ型の花などが異彩を放ちます。
冬、2月から3月にかけて雪が降ります。山に肌を刺す風が吹き、雪が舞います。一面真っ白の山頂は、氷に覆われたニイタカヤダケにつかの間の日差しがさすと、雪見に集まった人たちでにぎわいます。

みどころ1 武嶺
台湾の自動車道で標高が最も高い峠です。花蓮、南投のどちらから上ってきてもここを通過すると下りになります。合歓主峰と東峰の鞍部に当たり、その北端が合歓埡口(現在の大禹嶺)です。
 
みどころ2   昆陽
武嶺から約1km下ると昆陽につきます。ここからは中央山脈の西側です。昆陽は標高3070m、国立公園の西端の境界で、合歓山エリアの最南端にあたり、降雪のシーズンはここに臨時警備派出所を開設、通行管制と救急医療に対応します。

施設
公衆トイレ、駐車場
交通情報