文山は大沙渓が形成した河岸段丘で、タロコ族がここに托布拉(Tobula)村落を築きました。1960年、中横公路が開通すると、タビトに文天祥公園が建設され、それにちなんで地名を「天祥」に改めました。同時に、天祥西側のトブラも文天祥の別名を取って、「文山」と改名しました。
歴史文化
文山公園は「文山賓館」があった場所に位置し、中横公路の開通後に建設されました。半世紀以上が経ち老朽化が進んため、太魯閣国立公園管理処は賓館の一部を残して公衆トイレに改築。また、周辺を公園用地に変更、観光客の憩いの場所となっています。
大沙渓の水流が山を削り谷を作り、段丘を生みました。文山の地形をじっくりと紐解けば、季節と共に変化する絵画のような山色や美しい峡谷の姿を眺めながら、それぞれの時代が残していった痕跡を追体験することができます。
周辺スポット
緑水文山遊歩道:文山付近に緑水文山歩道があります。全長5.5kmで登山レベルの遊歩道です。遊歩道の一部は日本統治時代の警備道路で、海抜の低い広葉樹の生態系が楽しめます。遊歩道入口は中横公路167km地点の泰山トンネル内にあります。
緑水文山遊歩道の注意事項:
1、遊歩道の大部分の区間は険阻で距離も比較的長くなります。体力や技術に自信のない方はご遠慮ください。封鎖中は無断で入らないでください。
2、緑水または文山の2箇所からご利用になれます。交通アクセスには注意が必要です。
3、ご利用になる前に警察機関での入山申請が必要です。